2019年6月14日に久保建英はレアル・マドリーの移籍を実現させた。この移籍で話題となったのはバルセロナではなく、ライバルチームのレアルを選んだことだった。
久保建英の真意は分からないが、レアルがバルセロナよりも年俸を含めて一選手として高く評価していたことが判明している。
東京オリンピック世代の中心選手で日本代表でも才能を発揮している久保建英選手の年俸推移や移籍金、個人成績などを調べてみましたので見ていきたいと思います。
目次
FC東京時代の年俸と成績
年少期からスペインのビッグクラブであるバルセロナでの活躍もあり、日本に帰国後も大きな注目を集めていた久保建英は2017年11月1日にFC東京とプロ契約を結ぶ。
J3リーグ第30節のガンバ大阪U-23戦でプロ入り初ゴールを決めると、2017年11月26日に行われたJ1リーグ第33節のサンフレッチェ広島戦でJ1デビューを果たした。
16歳5か月と22日でのデビューは歴代3位の記録となった。
2018年2月24日に開幕戦となる浦和レッズ戦で途中出場を果たすと、ルヴァンカップの横浜F・マリノス戦ではプロ入り初のスタメン出場。
続くルヴァンカップのアルビレックス新潟戦ではトップチーム初ゴールを含む大会最年少ゴールを記録した。
それでも出場機会は少なく、ベンチ入りする機会も減少したことで、久保建英自身がレンタル移籍を希望した。
FC東京:久保建英の年俸推移と成績
シーズン | 年齢 | 試合数 | ゴール数 | 年俸 |
---|---|---|---|---|
2017年 | 15歳 | 2 | 0 | |
2018年 | 16歳 | 4 | 0 | 480万円 |
横浜F・マリノス時代の年俸と成績
2018年8月16日に横浜F・マリノスへのレンタル移籍が発表されると、天皇杯のベガルタ仙台戦で移籍後初スタメン初アシストを記録する。
第24節のヴィッセル神戸戦では右サイドからの折り返しをトラップして強烈なハーフボレーでゴールを決めた。
このゴールは久保建英のJ1リーグ初ゴールとなり、歴代2位となる最年少記録となった。
横浜F・マリノス:久保建英の年俸推移と成績
シーズン | 年齢 | 試合数 | ゴール数 | 年俸 |
---|---|---|---|---|
2018年 | 17歳 | 5 | 1 | 700万円 |
FC東京時代(第2期)の年俸と成績
レンタル期間を満了した久保建英は2019年にFC東京に復帰すると、第3節のサガン鳥栖戦で初のスタメンフル出場を果たし、初アシストでチームの勝利に貢献。
第11節のジュビロ磐田戦でゴールを奪うと、第14節の大分トリニータ戦では自身初となる1試合2ゴールを記録した。
FC東京はJ1リーグで首位に立ち、久保建英もレギュラーとしてチームの主力となっていたが、最終的にはレアル・マドリーへの移籍を決断した。
FC東京(第2期):久保建英の年俸推移と成績
シーズン | 年齢 | 試合数 | ゴール数 | 年俸 |
---|---|---|---|---|
2019年 | 18歳 | 13 | 4 | 700万円 |
レアル・マドリーに移籍した久保建英の年俸と移籍金は?
2019年6月14日にレアル・マドリーがFC東京から久保建英の獲得を発表。
FC東京と久保建英との間で結ばれた契約は18歳の誕生日までであることから、レアル・マドリーがFC東京に支払う移籍金は「0円」となる。
年俸は200万ユーロ(約2億4,600万円)で税金を差し引いた手取りの年俸は120万ユーロ(約1億4,700万円)となる。
この金額はバルセロナが久保建英に提示した25万ユーロ(約3,070万円)の約5倍の金額になることから、レアル・マドリーが久保建英を選手として高く評価していることが分かる。
久保建英がレアル・マドリーを選んだ理由はもちろん金銭面の条件だけでは無いと思うが、バルセロナよりもレアル・マドリーの方が”トップチームの選手”として考えていることが、カスティージャの平均年俸と比較しても見えてくる部分である。
プレシーズンでレアル・マドリーのトップチームに帯同し、インパクトを残し現地メディアからも高評価だった久保建英は、2019年8月22日にマジョルカへ買取オプションなしのレンタル移籍で加入することが発表された。
9月2日のリーガ・エスパニョーラ第3節のバレンシア戦では途中出場ながらリーグ戦デビューを果たしている。